名古屋大学の学部2年生〜4年生を対象とした授業

 

  低地ドイツ語としてのオランダ語

 

2024年度 前期 火曜2限

教室:文総

 


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授業内容:


ドイツ語には高地ドイツ語(現代ドイツの共通語・標準語の基になっている)と北部で用いられる低地ドイツ語がある。今学期は低地ドイツ語としてのオランダ語の口語(話しことば)を扱う。


 オランダ語は英語と標準ドイツ語の中間のような言語である。従って、英語かドイツ語のできる人にとっては極めて学びやすい言語である。両方知っていればなお学びやすい。

ドイツ語、オランダ語、英語、フランス語などの(歴史的)位置づけについて説明した後はもっぱら日常オランダ語の口頭練習をする。

 

日本語、英語、フランス語、ドイツ語、アイヌ語、朝鮮・韓国語、ロシア語などとの対照も折に触れて行うことになる。言語学、ドイツ語学、英語学などを専門とする学生。院生にふさわしい授業となろう。

 

 


ことばそのもの(オランダ語)の習得を目指す人、言語学に興味のある人であれば、誰でも歓迎する。
【表現形態】を扱う授業なので、【ことばで表現された内容】に主たる興味がある人には向かない。

 


教材:『ニューエクスプレス オランダ語+(プラス)』(白水社)(各自で購入していただきたい)

『プリント教材』(小坂が準備する)

 


口頭練習が主なので、授業中の練習が最も重要であるが、授業中に指示された項目に関しては自宅での準備も必要なことがある。

 


成績評価:

授業中の貢献度とできばえ60%
期末試験(もしくはレポート)40%

ただし、通常の授業における練習と試験の内容は連動するので、授業と試験は内容的に一体化している。

5回以上無断欠席をした場合は(履修取り下げをしない限り)自動的に「F(不合格)」になる。

 


第1回目の授業でメールアドレスと携帯電話番号を伝える。このいずれかを使った連絡はいつでも歓迎する。