名古屋大学の大学院博士前期課程以上を対象とした授業

 

 

 

2024年度 後期 水曜2限

教室:文総

 


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授業内容:
話しことばの文法を習得すること、及び、その文法に基づいて、話しことばの理解能力と表現能力を得ることを目指す。授業名は「講義」だが、「演習」を多く取り入れる。


授業では次のことを行う。


(1)いくつかの教材(プリント)を用いて、比較的高度なリスニング練習と口語表現の練習を行う。口語(話しことば)においては、通常のドイツ語授業で学習した文法とは異なる文法が用いられることがある。そして、それは、話者の年齢層によっても異なる。そのようなことについても触れたいと思っている。
また、雑音の中でという環境、複数の人が同時に話している環境、複数の会話を、同時に理解しなければならない環境での理解能力の取得をも目指す。

(2)ドイツ人、ドイツに住んでいる人の生活面を題材にした教材により、理解能力と発話能力が養成される。今学期は、(1)週末の過ごし方、(2)買い物、(3)コミュニケーション、(4)移動、(5)旅行、観光、(6)お金の問題(銀行)などの中から選ばれたテーマが扱われる。テーマをの選択の際、授業の時間配分が考慮される。

各授業において、上記の(1)と(2)を組み合わせた練習をする予定

 


ドイツ語によるコミュニケーションにあたっては、まず相手の発話を理解すること、相手の心的姿勢を理解すること、自分の心的姿勢を適切に表現することが重要になる。これらの能力を身につけるために上記の練習を行う。

 


教材:プリント教材と音声教材を使う。

 


口頭練習が主なので、授業中の練習が最も重要であるが、授業中に指示された項目に関しては自宅での準備も必要なことがある。

 


成績評価:

授業中の貢献度とできばえ60%
期末試験(もしくはレポート)40%

ただし、通常の授業における練習と試験の内容は連動するので、授業と試験は内容的に一体化している。

5回以上無断欠席をした場合は(履修取り下げをしない限り)自動的に「F(不合格)」になる。

 


第1回目の授業でメールアドレスと携帯電話番号を伝える。このいずれかを使った連絡はいつでも歓迎する。